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【もらってうれしい贈り物】柿の葉ずし 総本家平宗(産経新聞)

 □宝酒造環境広報部広報課 岸田賢さん推薦

 ■力強い味 お酒にピッタリ

 「私が一番好きな“お酒の友”。力強い味付けで、清酒や焼酎に合う」

 宝酒造環境広報部広報課の岸田賢さんのおすすめは、総本家平宗(本店・奈良県吉野町)の「柿の葉ずし」。谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」にも出てくる逸品である。

 柿の葉ずしは、シャリにサバやサケなどのネタをのせ、柿の葉っぱでくるんだ押しずし。奈良県出身の岸田さんにとっては中高生のころから慣れ親しんできた味だが、最近は旅行や出張の車中でほおばるのが「ぜいたくな時間」という。

 総本家平宗は文久元(1861)年創業。吉野で料理旅館を営みながら、来訪者に柿の葉ずしを提供していた。戦後、大都市の大阪市などでも販売するようになり、郷土食の色彩が濃かった柿の葉ずしの名前を他地域に広めていった。

 平井直之社長の長男で、工場長の平井陽出一(ひでかず)さんは「先代から受け継いだ味を変えずにやってきた」と強調する。

 一方で柿の葉ずしの製造販売業者は全国に存在し、ライバルとの差別化のためにも創意工夫は怠らない。最近は「奈良らしさ」に徹底してこだわった品ぞろえに注力。「名水百選」のひとつ、吉野のごろごろ水で炊きあげたシャリを使った柿の葉ずしをインターネット販売限定で展開したり、塩漬けにした桜の花や葉を刻んでシャリに混ぜ込んだ「柿の葉ずし さくら」を春向けに投入している。

 売れ筋はオーソドックスなサバの6個詰め(760円)など。「製造日の翌日に召し上がるのがおすすめ」と平井さん。詳しくは同社ホームページ(http://www.kakinoha.co.jp/)。

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